算数の学習ステップ
算数の指導に困っていませんか?
子どもの理解を促すためには、スモールステップで的確な学習が必要です。
量の概念、数える学習、同じの学習ができたうえで、最終的に繰り上がり、繰り下がりの計算式の学習へ導きます。
まずは、子どもの現在のステップを知ることからです。
以下の9つのステップで、どこから学習すればよいかを確認してみましょう。
- 量を知る学習
- Step1 多い少ないがわかる学習
- 数える学習
- Step2 物を順番に数唱できる学習
- Step3 数字の順番がわかる学習
- 計算式につなげる「おなじ」の学習
- Step4 「同じ」がわかる学習
- Step5 量の「同じ」がわかる
- Step6 左右の空間に同じ量を置くことができる学習
- 計算式の学習
- Step7 数の合成・分解ができる学習
- Step8 たし算ひき算ができる学習
- Step9 くり上がりくり下がりがある計算がわかる学習
量を知る学習
Step1 「多い」「少ない」がわかる学習
スティック10 2種
数字を覚える前に10を量感覚でとらえる学習が必要です。
数字が入っていないので、スティックの量を判断して10の長さを作ります。
補数の学習のもとになります。
10まで数える学習
Step2 物を順番に数唱できる学習
スライディングカウンター2種
Step3 数字の順番がわかる学習
いくつかな 10
仕切りのあるところにブロックを一つずつ入れることにより、数えやすくなります。
目・手・声が一致するので、数を正しく理解できるようになります。
計算式につなげる「おなじ」の学習
「イコールで結ばれた二つのものの数は同じ」ということを理解するのは、「物の量概念の発達」にとって非常に重要なステップです。
次につながる加減法、乗除法、方程式などの計算式学習の基礎になります。
Step4「同じ」がわかる学習
おなじをつくろう呈示版
呈示版の右辺と左辺はイコールでつなぐと「おなじ」であることを学習します。
後の計算式学習のもとになります。
Step5 量の「同じ」がわかる学習
くらべてみよう
ブロックの長さをそろえることで、一目で「おなじ数」になったことを理解させます。
Step6 左右の空間に同じ量を置くことができる学習
おなじ板
イコールで結ばれている右辺と左辺は「おなじ」ということを学習します。
計算式の学習
繰り上がり、繰り下がりをマスターするためには、「10の補数」と「10までのが合成分解」が必須です。
子どもが理解しやすいように、まずブロックで合成分解の学習をし、数字での学習に展開していきます。
計算式は簡単なステップから学ぶと理解しやすい!
Step7 数の合成分解ができる学習
ブロック式
Step8 たし算・ひき算ができる学習
計算式
ブロック式と計算式を一体化して使うことで、ブロックの数と数字の関係がわかりやすく、自然な形で計算式に移行できます。
Step9 くり上がり・くり下がりがある計算がわかる学習
ひっ算セット