色の見分け・見比べが難しい子どもの指導に活躍する『カラフルどーなつ棒』
カラフルどーなつ棒を開発するきっかけ
色の見分けの学習を、購入した5色の教具で行ってきました。
最初から5色でなく、2色から見分け、名称と結びつけ3色4色と増やしていきたい!
そこで、今回の新商品が開発されました。
カラフルどーなつ棒の特徴
1色ずつ単体になっています。
それをマグネットでひとつずつ繋ぎ増やせるようにしています。
色は、現在、赤・青・黄色・緑があります。
5個用10個用の2パターンがあります。
子どもの手の操作性を考慮し、入れる輪っかの直径を大きくしました。
色の見分け・見比べ指導に使うことのメリット
スモールステップ1.見分ける学習から
見ないで入れて間違い、大人に修正されるのは、子どもの学習意欲をなくすことに繋がります。
まずは、何をどうすればよいかを、1つの色だけ差すことで理解したあと、2色から弁別、3色から弁別と増やしていくことで、見分けることができるようになります。
スモールステップ2.見分けができたら、次は見比べの学習へ
先生が指示した色を、複数の色から選択することへ。
ひとつ色の輪っかを持たせ、複数の色から見分けて入れる学習は、すべて見えている状態ですが、見比べの学習は、指示された色を頭に記憶しながら、複数の色から選ばなければなりません。
同じ教具でも思考は全く異なります。
- 学習内容一例
- 目と手の協応(つまむ・入れる)
- 色、色の弁別(別売 複数色の使用による)
- 数(数える・数えながら入れる)
教材を教えるのでなく、教材で何を伝えたいのか
教える側が目的を明確に持つことが大切です。
『カラフルどーなつ棒』使用のコメントご紹介
公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザーの川上康則先生にご紹介いただきました。
「虹とおひさま」さんの新しい教材「カラフルどーなつ棒」を使わせていただきました。
写真で紹介させていただいた通り、輪抜き/輪差しの棒と、4色の円盤で構成されています。
この教材の素晴らしいところは、何といっても1種ずつ増やしていけるところ。そのため底板の側面にマグネットがついていて、着脱可能になっています。
既存の市販教材は、一つずつ示すことが難しかったり、個数がバラバラだったりして、知的障害がある子どもたちに複数のことを同時に求めるような形になっているものが多く、ここまで丁寧にスモールステップを考えられたものがありませんでした。
彩色もとても鮮やかですし、手に取ったときの仕上がり具合がたまりません。お勧めの教材の一つです。
Facebook 2023年1月9日投稿記事引用
カラフルどーなつ棒10
本体・輪っか | 10個 |
---|---|
サイズ | 縦:8㎝ 高さ:11.5cm |
棒の太さ | 約1cm |
輪っかの大きさ | 直径:5㎝ 厚さ:約1cm |
両側面磁石付きだから汎用的な指導ができる
カラフルどーなつ棒の本体の両側面に磁石が付いていることで、単色の使用から始め、側面の磁石で複数の本体を合体させることで、色の弁別学習もできます。
カラフルどーなつ棒5
本体・輪っか | 5個 |
---|---|
棒の太さ | 約1cm |
輪っかの大きさ | 直径:5㎝厚さ:約1cm |
カラフルどーなつ棒用 輪っか
各色 | 1個 |
---|---|
直径 | 5㎝ |
穴 | 直径1.2㎝ |
厚さ | 1㎝ |