セミナーレポート

学習ナビゼミ 2022年4月開講3ヶ月コース『国語の学習』
第1回目 文字のレディネスが終了しました。
山口と東京・埼玉・三重・島根・広島・熊本からご参加いただきました。
一都五県の受講生の皆さんと繋がりました。
今回は教材を使いながら、文字に向かうプロセスをお話しました。

文字のレディネス

この時期の指導は、宮城武久先生の初期学習・基礎学習・記号操作の学習の内容と宇佐川浩先生の自我発達理論とセンターの実績で作り上げた発達段階表に沿って行っています
開所から26年経ち、教材も進化したので、この機会に見直しました。

部屋いっばいに教材・教具を並べてみました!
左端に文字の教具、そして右端は感覚入力段階の教材。
右から左へ、文字に向かう発達の過程を教材と共に説明しました。
これまで何回も発達段階とその時にできる力を教材を紹介しながら話すことはありましたが、断片的であったので、繋がっていくことを話したかったのです!



どんなに知的に重度の段階の子どもも文字に向かっている!


文字が最終目標ではありませんが、たくさんの力が集結し、文字や数の記号操作の段階に至っているのです。
だから、今日文字に入ろうとする日は、わくわくします。
それまでの蓄積が今日の指導の瞬間に発揮されるのですから。

新年度になり、年間指導目標設定の時期になります。
今、文字は無理だろうなぁと思ったとしても、永遠に無理とは断言できません。

第1回目 文字のレディネスで伝えたかった事

  • 今の力を把握できていますか。
  • 次のプロセスが見えていますか。
  • 『今は無理』を『この子は文字は無理!』と学ぶ機会を奪ってはいませんか。

受講生からの感想

  • こんな講義が聞きたかった。
  • シリーズ化できるだけの濃い内容ではないでしょうか。
  • とても奥の深い学びの多い研修でした。これから3ヶ月が楽しみです。
  • ここまで詳しく丁寧なのはなかなかないと思いました。(教材について)
  • 今回は特になかなか巡り合えないような非常に充実した濃い内容でした。

おわりに


受講後のみなさんの感想からは、内容の濃さで満たされた余韻を感じました。
ある受講生の方から、参加の動機について「学ぶ心を持ち続けるため」というメッセージが印象的でした。
片付け終え、受講された方に送る録画動画編集し午前1時。
玄関を出ると、満開の桜。思いがけない夜桜見物となりました。


第2回目「一文字の学習 選択する・読む・書くステップ」のご案内


4月15日(金)20時~
資料と演習教材を事前にデータで送ります。
その場で作り、講義を聞いて演習します。

2回目からの参加も受け付けます。
申し込まれた方へは、足並みを揃えたいので、1回目の動画を配信させていただきます。

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(受付時間 10:00〜18:00)

電話番号:0835-25-8808