「発達に遅れがある子どものための 文字・文章の読み書き指導」を出版
この度、当センター理事長、川間弘子の書籍が出版されることになりました。
書籍のタイトルは「発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導」です。
長年、学習に困っている子どもや教え方に困っている指導者と向きあってきた経験と指導実績から培ってきた効果的な指導法が詰め込まれた一冊です。
巻末には書籍で紹介されているワークシートもコピーして活用できるようになっており、指導法を学びながらすぐに活用できます。
本書は年齢に関係なく、学習に困難さのある子どもにかかわるすべての方のお役に立ちたいという願いを込めて出版されたものです。
タイトル | 発達に遅れがある子どものための文字・文章の読み書き指導 |
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著者名 | 川間 弘子 |
発売日 | 2020年10月2日 |
半版 | B5判208頁 |
出版 | 株式会社ジアース教育新社 |
目次
- 事前準備
- 文字も数字も意味のある記号――文字の学習に入る前に文字について考えよう
- 1.「文字」ってなんだろう
- 2.文字学習のはじめの一歩
- 第1部 文字を読む
- 第1章 文字の読み始めの事前準備
- 1.そろそろ、ひらがなに興味をもち始めたかな
- 2.「読み」につながる力
- 3.構音の発達に関連するさまざまな要因
- 4.読むことに向けた記憶の発達
- 5.読むことに向けた概念形成の発達
- 6.視覚認知の発達
- 第2章 読みの学習――指導ステップと教材・教具
- 1.どの文字から始めますか
- 2.概念形成の学習(「同じ」の概念形成)
- 3.概念形成の学習のまとめ
- ―三語連鎖・概念間の統合・記憶・イメージしたことを想起し表出する
- 4.文字を選択する
- 5.子どもの視線に着目する
- 6.教材・教具の呈示の仕方
- 7.1文字を読む
- 8.2文字・3文字の読み
- 第3章 子どもの困りと指導法
- 1.なめらかに文字を追えない
- 2.まとまりとしてとらえられない
- 3.1字1音は読めるようになったが、特殊音節が読めない
- 4.まとまりを抽出できずに、区切りなく読んでしまう
- 5.音訓を読み違えてしまう
- 第2部 文字を書く
- 第1章 ひらがなを書くための事前準備
- 1.ひらがなを書くための視知覚認知力の発達
- 2.ひらがなを書く(1)―手指の巧緻性の発達
- 3.ひらがなを書く(2)―概念化・象徴化の発達
- 4.学習環境の整備と筆記用具
- 第2章 文字を書く―指導ステップと教材・教具
- 1.点から線へ―手の使い方と視線
- 2.始点から終点へ―順序を伴う課題
- 3.記憶の学習
- 4.空間定位の練習
- 5.文字を構成する要素を書く(1)―線(ステップ1)
- 6.文字を構成する要素を書く(2)―形
- 7.文字を構成する要素を書く(3)―線(ステップ2)
- 8.書字の指導ステップ
- 第3章 子どもの「困った!」に合わせた指導
- 1.白紙のどこに始点を置くのかわからない
- 2.カタカナを書くことの難しさ
- 3.枠からはみ出てしまう
- 4.バランスよく文字が書けない
- 5.パソコンの文字以外を受け入れない
- 第3部 文構成から文章へ
- 第1章 助詞を伴う文を作る文構成
- 1.文ってなあに?
- 2.どの動作語から始めるか
- 第2章 単語と単語をつなげる助詞の学習方法
- 1.どの助詞から始めるか
- 2.文の成分の難しさ
- 3.助詞を複数伴う文の学習
- 第3章 作文の指導と文章読解
- 1.文と文章の違い
- 2.作文に向けての指導
- 3.文の形態、時制のことば
- 4.指示語の学習
- 5.つなぐことば(接続語)
- 6.つなぐことばの学習
- 7.文章読解の難しさ
- 8.文章読解の方法
- 9.長文の音読について
- 10.文字を音に変換するということは…
- 11.文章の内容を理解することに困りを抱える子どもたち
- 【付録】巻末ワーク
購入できるところ
◎当センターでもご購入いただけます。